乳母の悲しみ
以前 野良子の中に おちび4匹の面倒をみる
乳母のような子がいる話を書きましたが
その子が面倒をみていた おちびのひとりが亡くなってしまいました
がっついてよく食べる子だったのですが
病気があったようです
我が家のごはんタイムは朝晩の2回ですが
この子たちに もっとごはんをやってちょうだいと言わんばかりに
そのこをはじめ ちびどもを引き連れて
お昼近くになると 母にご飯を要求に来ていたようです
最近では ちびどもとは別の親の子もひとり加わり5匹を連れていたらしい
母が内職をしていると なんか乳母の声が近いなぁと思っていたら
小窓の外の細い窓枠にのって 乳母が鳴いていたとか ^_^;
夜も一緒に寝てやったりと かいがいしい
昨日の昼もそうしてご飯をやり 食べていたようですが
夕方には亡くなってしまったようです
母が薄暗なり雨も降ってきたので 明日庭に埋葬してやろうと
けれど びしょぬれにするわけにもいかないので 雨がよけられる所へ
移動しておこうと 庭に出ると 乳母がやって来て にゃーにゃー鳴きながら
亡くなった子を揺さぶっていたそうです
早く起きてあなたもごはんおねだりしなさい と言っているのか
この子 様子がおかしいからなんとかして と訴えているのか 定かではありませんが
それを聞いて 涙が出そうになりました
野良の世界では珍しいことではありませんが
未だにやりきれなくなる時があります
全ての子を幸せにしてあげられる訳も無く
悟りきれるわけでもなく
切なさだけが残ります